
今回は、バックパック一つで何週間でも身軽に旅するための
究極のパッキング術を紹介します!

いつもスーツケースが
パンパンで閉まらない…

実は……
スーツケース、いりません。
コツさえつかめば、あなたも旅の達人になれますよ!
荷物を減らすことのメリット:「不安」を「自由」に変える
荷物が多くなる一番の理由:「不安」をどう乗り越えるか
荷物が多くなる一番の理由は、やはり「不安」です。
「あれも必要かも、これもないと困るかも…」と、起こるかどうかわからない事態に備えて詰め込んでしまうんですよね。
かつては私も、特大のスーツケースに服や日用品だけでなく、日本食や湯沸かし器まで詰め込んでいました。
しかし、思い出してみてください。「持っていったけど結局使わなかった」ものはありませんか?
非日常の中では、少しの「不便」を楽しむ心の余裕こそが、旅の醍醐味です。
心の不安を、物の所有で解決しようとしないという「考え方」が、軽量化の第一歩です。
バックパック一つで旅する3大メリット
重いスーツケースを卒業し、バックパック一つで旅すると、想像以上のメリットがあります。
- 移動の自由度が格段に向上: 階段や石畳、未舗装の道でもスムーズに移動でき、重い荷物に引きずられるストレスから解放されます。
- 盗難・紛失リスクの低減: 荷物を常に身体から離さず管理できるため、空港でのロストバゲージや、現地のスリ被害のリスクを最小限に抑えられます。
- 移動費の削減: LCC(格安航空会社)を利用する際、預け入れ荷物料金(チェックインバゲージ)が不要になり、コストを大幅に削減できます。
服装編:究極の「洗う派」になるためのテクニック
服は3着でOK!速乾素材を選ぶ理由
旅行で一番かさばるのが「服」。
でも、服は「持っていく」より「洗う」ほうがずっと身軽です。
基本の枚数は、「着るもの」「洗い替え」の2セットあれば十分です。
おすすめの持ち物はこちら。
- 速乾素材の半袖Tシャツ × 2(ユニクロのドライTが最強)
- 速乾素材の下着 × 2(ポリエステルなど化繊)
- 薄手の靴下 × 2
ユニクロのドライTシャツやエアリズムが最強とされるのは、その軽さ、速乾性、そして価格のバランスが優れているからです。
綿素材は乾きにくく、旅先でカビの原因にもなるため、ポリエステルやメリノウールなど機能性素材を選ぶことが、洗濯派パッキングの鉄則です。

肌に触れるTシャツや下着だけ
洗い替えで乗り切るんだね!
衣類を限界までコンパクトにする「丸める収納」術
服の量を減らしても、バックパック内で衣類が散らばるとスペースを圧迫します。
衣類を収納する際は、畳むのではなく「クルクルと強く丸めて」収納するのが基本です。
この丸める収納には二つのメリットがあります。
- 体積の削減: 衣類を筒状にすることで、隙間なく詰め込むことができ、デッドスペースを減らせます。
- シワの防止: 畳むよりも丸めた方が、部分的な折りジワがつきにくく、現地で気持ちよく服を着られます。
Tシャツや下着など、すべての衣類はこの「丸める収納」で統一し、バックパック内の整理に役立てましょう。
洗濯の裏技:踏み洗いとドライヤーの効率的な使い方
宿での洗濯は簡単です。
- 洗剤: 宿の石鹸やボディソープ、または固形石鹸を小さくカットしたものを持参すればOK。
- 踏み洗い: バスタブや洗面台に水を張り、服を入れて足でギュッギュッと踏み洗いするのが最も楽です。
- 脱水: 洗い終わったら、タオルに挟んで体重をかけてギュッと踏みつけ、水分を最大限に吸い取ります。
- 乾燥: 最後にドライヤーを軽く当ててから干せば、速乾素材なら夜のうちに乾き切ります。
必需品・電子機器編:重量を削るための具体策
防寒対策:「着る」レイヤーと「持つ」ダウンの組み合わせ
冬旅でスーツケースがパンパンになるのは、厚手のコートやセーターのせいですが、これは「レイヤリング(重ね着)」のテクニックで解決できます。
- 防寒の理論: 重いコートではなく、肌着(極暖ヒートテック)、中間着(薄手のパーカー)、そして最終防寒着(ユニクロのウルトラライトダウン)の3層に分けます。
- ウルトラライトダウン: 薄くて軽いダウンは、暑ければ脱いで小さく収納でき、寒ければ薄手のパーカーと組み合わせることで、真冬の寒暖差にも柔軟に対応できます。
液体・薬の「徹底小分け術」と機内持ち込みの注意点
シャンプーや化粧水、薬のボトルをそのまま持っていくのは、重さとかさばりの元です。
- 詰め替え: 100円ショップのミニ容器(50ml程度)や、化粧品サンプルの空き容器をフル活用しましょう。この量は、1~2週間の旅行なら十分持ちます。
- 機内持ち込み制限: 国際線では、液体は100ml以下の容器に入れ、容量1リットル以下のジッパー付き透明プラスチック袋にまとめる必要があります。このルールに従うことが、液体軽量化の最終目標です。
- 薬: 必要な薬だけを服用分の日数で小分けにし、説明書のコピーを添えておくと安心です。
電子機器をスマホ1台に集約するアプリ戦略
カメラ、時計、地図、翻訳機、ゲーム、音楽プレイヤー。
これらすべてをスマホ1台に集約するのが現代のパッキング術の基本です。
- スマホのマルチツール化: 事前に、オフラインでも使える地図アプリ(Googleマップなど)や、翻訳アプリ(Google翻訳)をダウンロードしておきましょう。これで、地図やガイドブックの重量もゼロになります。
- コンセント周り: 必要なのは、スマホとモバイルバッテリー、そして小型の充電器、USBケーブルのみ。電子機器を減らすことで、コンセント周りの荷物も劇的にスッキリします。
メンタル編:旅を軽くする「買わない」選択
「現地で買えばOK」で乗り切れる日用品リスト
何か忘れても、世界のほとんどの国や地域で日用品は現地調達できます。
「足りなければ現地で買えばいい」と割り切りましょう。
【現地調達しやすいもの】
- 洗面用品、シャンプー(宿に完備されている場合も多い)
- ティッシュ、ウェットティッシュ
- USBケーブル、簡易な充電器
- サンダルやビーサン(アジア圏なら格安で購入可能)
【注意!現地調達が難しいアイテム】
ただし、以下のものは品質や種類が限定されるため、こだわりがある場合は持参を強く推奨します。
- 女性の生理用ナプキン等: 品質や肌触り、サイズが日本と大きく異なり、希望のものが手に入らない地域が多くあります。
- 特定の常備薬・処方箋薬: 飲み慣れた薬や、医師の処方箋が必要な薬は、現地の薬事法や成分の違いから入手が困難です。
- 度付きのコンタクトレンズ(特にワンデー): 自分の視力に合う製品が手に入りにくいため、予備を含めて持参すべきです。
おみやげは「未来に送る」か「記憶に残す」選択へ
帰り道、バックパックが重くて移動が辛い…その原因の多くはおみやげです。
- 宅配サービス: 現地でどうしても大きなものを買いたくなったら、おみやげの宅配サービスを利用するのも手です。旅行前に注文しておけば、帰国後に自宅へ届きます。
- 「モノ」より「体験」: 自分用のおみやげは、心から気に入ったものだけを少し買うか、あるいは「写真」や「旅の記憶」というモノにならないおみやげを大切にする選択をしましょう。
まとめ
今回は、旅行の荷物を減らし、バックパック一つで旅に出る方法を紹介しました。
- 服、下着は速乾素材を選び、洗濯で乗り切る。
- 液体は機内持ち込み基準を満たす小さな容器に詰め替える。
- 電子機器はアプリ戦略でスマホ1台に集約する。

荷物が減ると心も軽くなります

旅ってこんなに自由なんだね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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